俯瞰】池袋のイタリアンレストランの内装、プロダクト、グラフィック、サインなどのデザインおよびアートディレクション。ナチュラルワインと共に、穏やかに時を楽しむための空間を計画した。
【着想】歓楽街の活気と思惑は、忙しそうに揺れるトタンを横目に、酔い覚ましの朝陽を迎える。掻き混ぜたネオンと香水は、談笑と見聞の輪に洗われる。肩を並べたグラスは、ゆとりを満たす透明な楽器のようである。
【成果】カウンターテーブルは、脚・幕板・貫(足掛け)を105mmの角材で組み、床に固定せずに自重で横荷重に耐えられる構造とした。必然的にそこに在る姿を目指し、装飾は省かれ、素朴な空間と呼応するプロダクトとなった。グラフィックは対照的に、人間味や遊び心、リズム感や物語性を意識して制作した。空間とグラフィックが互いの余白を補完し合うことで、偶然の出会いのような不思議な高揚感が生まれた。










