【俯瞰】銀座の時計屋の店舗設計、プロダクトデザインおよびアートディレクション。高級腕時計のためのショールームと、併設された商談室の内装を設計した。
【着想】凪に横たわる灰色の流木は、彼らの秘密の目印だった。雨上がりを待つ渡り鳥はいつも、背の高い防風林を拠り所にしている。新しくなったレンガの歩道は、ヒールを鳴らして歩くには丁度いい。
【成果】小さなスーパーカーのような存在感を放つ高級腕時計のために、空間として求められたのは純粋な背景としての美しさであり、風化することのない強さであった。煌びやかな時計の装飾を受け止めるスクリーンとしてモノクロームな空間を用意し、それぞれの色ごとに違う質感を与えた。両極の要素が等価に立ち並び、スケールが消失したその空の洞窟には、新たな価値を受け入れるための無限が生まれた。










